素人がプログラミングをかじるとこうなる
今日は素人がプログラミングをかじるとこうなるという話をしよう。
このブログにも少し触れたが、私は今プログラミングというものを独学で学んでいる。ビジネスアイディアを思い付くのはいいのだが、如何せん形にするスキルが無い為、日々悔しい思いをしていた。
そこで、あれこれ考えた訳だ。まずはやはり他責的な思考に走る。プログラマーをタダで雇うにはどうすればいいのだろうか。デザイナーというのは、少し学べば出来るのではないだろうか。世間が存じている通り、世の中そんなに甘くない訳だ。
次に考えるのはネットからソースをパクって無知識のまま構築するというものだ。様々なアイディアからそれ用のソースはないかとネット上を駆け巡る。すると、やはりググれば出てくる訳だ。
しかし、パクればパクるほど、訳はわからなくなりヘンテコなプログラムソースが出来上がる。そして、そのコードが正常に読み込まれるはずもなく、またもや断念となる。そんなこんなで、少しは意味を理解しようと独学で学び始めたのがキッカケとなり今に至る。
学べば学ぶほど、自分が崩壊し、髪の毛を掻きむしり、そして、自分のセンスの無さに自分で驚きを隠せない。そんな私が世界に挨拶(Hello World!)するまでの数々の失敗例を書き記していくことにしよう。
◆始めたのはC言語
フムフム、なになに。プログラミングには腐るほどの種類があり、どれから手を出していいのかわからない。そんなところから始まった。そして、プログラミングにはあまり関係のないPCとはなんぞやの本を手に取る。そこには様々なPCの基本が記されており、参考書の最後にこう記されていた。
「C言語の汎用性は高い。どのプログラミング言語においても、C言語が基本となるであろう。そして、C言語を習得するのは、並大抵の努力では習得は難しい」
この言葉を見た瞬間、やはり私は即決してしまうのだ。「よし、C言語だ」。
そこから私は必死になって学んだ。コードを打ち込み、テキストに記されているコードを翻訳し、そして、意識のある時間全てをC言語に費やした。おかげで、少しはコードが読めるようになった。あくまで基本だが。
そんなある日、プログラミングを使い、本来の目的を成すことを思い出す。「そうだ、私は自分のビジネスアイディアを形にする為に学んでいるのだ」形にすると言っても様々だ。アプリ開発、サイト構築などなど。
やはり一度は挑戦してみたいと思っていたアプリ開発を目論む。そして、悲劇は始まった。
◆iOSアプリ開発
少しづつではあるが基本のコードを覚えることが習慣となっていた為、このままiOSでのアプリを作りながら覚えるのが得策ではないだろうかと思い付く。そして、衝撃の事実を知る訳である。
「Windowsでは開発出来ない・・・。」
素人がプログラミングをかじるとこうなる訳だ。仕方がない。スマートフォンはiPhoneだけではない。私の野望はまだ始まったばかりではないか。
やはり、素人がプログラミングをかじるとこうなる訳だ。
◆仕方なくJAVAへ変更
まだだ。C言語がダメならJAVAを覚えればいい。仕方なく、否。今度こそ野望を叶えてやると勢いよくJAVAへ変更する。そして、私は止まらない。意識がある時間全てをJAVA言語へ費やし、遂にAndroidアプリの開発に乗り出す決意をする。
◆Androidアプリ開発の環境構築
それでは、参る。と意気込み、Androidアプリを開発する為に必要な環境の構築から始めた。Android Studioをインストールし、JAVA用プログラミングソフトもインストールした。よし、これで始められる。心が躍っていた。ここから怒涛の悲劇が始まることなど、知る由もなく。
◆環境変数の設定
環境構築作業が終了し、ここからアプリ開発へ。すると、何かを忘れていることに気付いた。参考書のページを戻り、改めて内容を確認する。
なんだそれは。やった記憶が無い。とにかく必要ならやってみよう。
そこから2時間、いくら参考書を読んでも、思ったように環境変数の設定が行えない。コマンドプロンプトへ「JAVA_HOME」と打ち込むと、%$#%""(%)&'#$#"#のようなエラー表示。2時間永遠と繰り返していた。
それに嫌気をさし、その工程を無視してアプリ開発を進めようとする。今から思えばなんてバカなんだろうと思う。
◆アプリ開発ソフトのエラーラッシュ
そのままJAVAの設定を無視し、アプリ開発ソフトを起動させる。ソフト名は「Android Studio」中々洒落たソフトではないか。肝心な工程を無視しているあほはまだ、そんなことを思う余裕はあった。しかし、その余裕も一瞬の出来事となる。
「ブッブー。」「ブッブー。」「ブッブー。」「ブッブー。」「ブッブー。」
$&%$$#&$'()()(&'(&#%$'(%&'%$#%&$#&'(%)'&%$$エラーです。(イメージ)
これを5時間程度永遠と繰り返す。ヤバい。泣きそうだ。
そんな感情を押し殺しながら、参考書をこれでもかというほど睨みつけながら作業を進める。しかし、そんな熱い気持ちとは裏腹に、PCのエラーラッシュはさらに加速するのである。
「ブッブー。」「ブッブー。」「ブッブー。」「ブッブー。」「ブッブー。」
$&%$$#&$'()()(&'(&#%$'(%&'%$#%&$#&'(%)'&%$$エラーです。(イメージ)
完全にお手上げだ。やはり、JAVAの神様からのお告げなのか。そんなことを思いながら作業は繰り返される。そして、あろうことか、うまく起動しないのはインストール時にしっかりとインストール出来ていなかったのではないかという、もはや訳のわからない結論に至ることになる。
気付けば朝の5時。あと数時間もすれば仕事に行かなければならない。そして、頭から煙の出ている状態で、訳のわからない考察から導き出された結論は再インストールするということであった。
◆容量オーバーとの死闘
あきらめずにやろう。一度乗り出した船だ、漕ぎ続けないといけない。そんな熱い気持ちを胸に、死の再インストールが始まる。
・・・・・・ブァッ!!(エラー音) 空き容量が無い為インストールできません。
素人がプログラミングをかじるとこうなる。この瞬間「君も3週間でデベロッパー!」などと書いている、自称素人プログラマーのブログやサイトを破壊してやりたくなる。そして、泣きそうになる。
ここから容量確保との死闘が始まるのであった。
つづく!